タイトルヨミ
ウタイ
Romanaized title
Utai
解説

1冊。30丁。26.5×20.2cm。楮紙。同治3(1864)年12月筆写。筆写者は当親。ここの「諷」は能の「謡」に同じ。つまり謡本である。「高砂」「上宮太子」「玉取」「花月」「藤」を収めている。それぞれにはゴマ(ゴマ節,ゴマ点)が打たれている。ただし曲の短い1節を抜き出して,囃子を伴わずに一人で歌うようにした「小謡」(こうたい)というべきもの。八重山では,在番が赴任したときの接待や,正月等の節句には,こうした小謡(肴謡)の宴が持たれた。なお「花月」と「藤」のそれぞれの下に「宝生」とあり,この2曲が宝生流であることを示している。琉球では薩摩と同じく宝生流と観世流が行われていた。(池宮正治)

Description

This is an utaihon, which is a music score that shows the lyrics and instructions on how to sing them. Contains "Takasago," "Uenomiya Taishi," "Tamatori," "Kagetsu," and "Fuji," etc.(Updated on March 23, 2015)

責任表示
Statement of Responsibility
當親
言語
Language
日本語 / Japanese
キーワード
Keywords
【その他】

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『諷』宮良殿内文庫MI041(琉球大学附属図書館所蔵), https://doi.org/10.24564/mi04101