丑年御在番様招請之時膳符日記 / Banquet menu for the Year of the Ox
内題:丑十二月廿五日御在番仲真里之子親雲上様を始御筆者衆招請之時。松茂氏,宮良殿内。包丁人:翁長仁屋。編著者:不明。光緒3(1877)年。 1件。9丁。25.7×19.4cm。序文・奥書:なし。保存状態:並。膳符とは膳部のこと。献立や料理,供膳,食材,料理人など食事に関わることを膳部という。 この史料は宮良殿内で行った仲真里之子親雲上の饗応に関する記録である。中表紙に包丁人翁長仁屋とあるので宴席料理はこの料理人の手によるものであろう。献立内容は,格式の高い本膳料理に準じた形式になっている。まず塗り御三方に載せた御熨斗と御薄茶を献じ,御本,御二,御居附け,御引物,御菓子・御薄茶,間之御吸物の順に供応している。更に御後段を設け,酒の肴,吸い物,最後に御菓子・御薄茶を出して饗宴を終えている。食材料は,もっぱら海産物を用い,料理形態,供膳の形式も日本の料理文化の色彩の強い饗宴である。同時に随員の役人その他,供の者への供膳の献立,仲真親雲上が持参した土産の品,返礼文の記述もある。(金城須美子)
This is a record of Peechin Nakama's banquet that took place at Miyara Dounchi. As the name Onaga, Niya appeared on the inside cover, he was probably the chef for the banquet. Includes details on the menu and its ingredients, the menu for the accompanying officials, gifts from Peechin Nakama and the return gifts etc.
Language
Date
1877
Keywords
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『丑年御在番様招請之時膳符日記』宮良殿内文庫MI092(琉球大学附属図書館所蔵), https://doi.org/10.24564/mi09201