タイトルヨミ
ナントウ ケイザイキ ツケタリ チョウセン
解説

本書は、奄美、沖縄、台湾、朝鮮へ派遣された大阪毎日新聞の下田将美(経済部長)が、現地で実見した経済状況と所感を元に著した一冊である。「孤愁の奄美大島」、「琉球よ何處へ往く」、「臺灣を観る」、「目覚めゆく朝鮮を訪れて」、「行旅雑感」という地域ごとに分かれた項目で構成され、各地域経済の課題や下田の考える解決策が提示されている。下田が訪れた1920年代後半の沖縄は、第一次大戦後の「ソテツ地獄」と呼ばれる大不況の真っ只中であり、下田の他にも湧上聾人『沖縄救済論集』など沖縄経済の救済策を論じた書籍や研究が相次いで発表された時期であった。下田は沖縄経済の救済策として温暖な気候を生かした蔬菜や園芸作物の生産拡大を挙げる一方で、沖縄や奄美での貧困の一番の原因は現地の人々が「怠惰」であるためとし、これが改善されなければ根本的な解決には至らないと指摘した。また、下田の農業振興策には、沖縄で会見した尚順の影響も見受けられる。

責任表示
Statement of Responsibility
下田將美
言語
Language
日本語 / Japanese
年代
Date

1929

形態
Physics
226枚
キーワード
Keywords
【その他】

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『南島經濟記 : 附朝鮮』その他OT080(琉球大学附属図書館所蔵), https://shimuchi.lib.u-ryukyu.ac.jp/collection/other/ot08001